続・タノシイコト。

SMAPファン。SMAPとSMAPとSMAPで出来ています。

水害

7/3火曜日。 ワタシは何も知らなかった。
朝、運転し難いほどの雨量だった。
あまりの激しさに運転しながら「ありえん」とひとり笑ってた。
だから そんなことが起きるとは思ってもいなかった。


お昼休み、外回りの人から聞いたラジオの情報。
同僚に促され実家に電話をしてみた。
出ない。 父親の携帯に掛けてみた。 出ない。
……。
はなれた場所で仕事をしている姉に、電話を掛けてみる。
 「川が氾濫し、親の車が流された」
ざわりと鳥肌が立った。
 「ふたりとも無事だけれど、自分のいる場所も水が道路に流れ込み、通行止めで身動きが取れない」
私は、そんな中 何も知らず仕事をしていた。
あの場所が?あの川が?道路が?車が流される?
父親の運転する車が流されたと聞いても、水が溢れだし車両通行止めになっていると聞いても、孤立状態だと聞いても
想像が出来なかった。
あの場所に水が? 現実味がなかった。
急いで浸水したと言われる地域に住んでいる、義理姉に電話を掛けてみる。
 「あっという間に家の中に水が入ってきて間に合わなかった。
腰まで水につかり子を抱いて、土砂降り濁流の中、必死に公民館に逃げた」
あの家に水?
怪我もなく、甥っ子姪っ子も無事だった。 
両親も知り合いの家に避難させてもらっていた。
着替えまで借りて。


想像がつかなかった。
迎えに行きたくても行けないのだ。
焦る気持ちだけで、こんなにも無力なんだと 何も出来ないんだと痛感させられた。
夜、何も出来ないまま自宅に戻り、ニュース番組を食い入るように見つめる。
自分の知っている景色が全国ニュースで流れていた。
知っている場所が変わり果てていた。 
本当にこれはあの場所かと疑うほどに。


結果、様子を見に地区に入れたのは、片付けに帰れたのは7/5木曜日だった。
そんなに離れていない私の住む街は、普段どおりの日常。
なにも変わらない。 なのに
近づくたびに酷くなる。 流れ着いた木材。 めくれあがったアスファルト。 穴の開いた道路。 落ちた橋。 ひっくりかえった車。 山から道路に流れ出す水。 路肩に止めた車の数。 片付ける人たち。 更地のように何もない。 落ちた橋、えぐられた川幅。 すれちがう大型トラック。
あぁ ここは無事だったんだ。 ここはダメだったんだ…。
なんとも言いようのない感情。


家の中は汚泥の匂いと蚊の大群。
スコップと一輪車をつかって泥を運びまくる。雑巾で拭きまくる。水を掛けて洗いまくる…をエンドレス&ループ。
週末と、会社を休ませてもらって片付けて片付けて片付けまくる。